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〈終わり〉への遡行 ポストコロニアリズムの歴史と使命

出版社名 英宝社
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-269-71036-8
4-269-71036-5
税込価格 3,740円
頁数・縦 318P 20cm

商品内容

要旨

現代のグローバリゼーションに向き合う文学、歴史、批評理論、翻訳論の多彩な視点から、ポストコロニアル研究の再構築を試みる。人文学の未来を切り拓く十一の思索。

目次

序 ポストコロニアリズムの「終わり」に向かって
1 歴史と抵抗(黒い影、帝国の影
トロロープと西インド諸島―ジャマイカの「黒い人」を中心に
痕跡と抵抗―ジョウゼフ・コンラッド『ノストローモ』における群衆 ほか)
2 帝国の衰退と存続(『カヴァルケード』と愛国心―ノエル・カワードと帝国の衰退
トリニダードのデレク・ウォルコットと「国民演劇」
捏造されたマイヨット・カペシア―ファノンそしてフェミニストたち)
3 移動、越境、故国喪失(自分について語ること―「晩年」のサイード読解に向けて
理論は旅をする―ホミ・バーバと「その後」
カシミールのラシュディ―『道化師シャリマール』における分割、内破、恥辱 ほか)
多様な「声」への応答―あとがきに代えて

著者紹介

秦 邦生 (シン クニオ)  
津田塾大学学芸学部准教授。英国ヨーク大学英文学科修了。Ph.D.
中井 亜佐子 (ナカイ アサコ)  
一橋大学大学院言語社会研究科教授。オックスフォード大学英文学科修了。D.Phil.
富山 太佳夫 (トミヤマ タカオ)  
青山学院大学教授。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了
溝口 昭子 (ミゾグチ アキコ)  
東京女子大学現代教養学部准教授。津田塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了
早川 敦子 (ハヤカワ アツコ)  
津田塾大学学芸学部教授。津田塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)