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漱石の文法

出版社名 水声社
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-89176-902-4
4-89176-902-5
税込価格 4,400円
頁数・縦 284P 22cm

商品内容

要旨

19世紀末の日本語の根底的な変革期。新たに形成される読者層をまえに、夏目漱石はどのようにして「世界」を獲得し、「小説」というジャンルを切り拓いたのか?気鋭の研究者が問う、漱石文学の新たな可能性。

目次

第1章 書く読者たち(作文の時代
作文をめぐる制度 ほか)
第2章 美文と恋愛(「幻影の盾」「薤露行」における美文と女性造型
「草枕」におけるジャンルの交錯 ほか)
第3章 小説と恋愛(失われゆく避難所―「門」におけるジェンダー・植民地・文体
言葉と身体―「行人」の場合 ほか)
第4章 江戸とロンドンのあいだ(明治期の修辞観と社会進化論―ポープ論における分裂と可能性
江戸とロンドンのあいだ―『文学評論』におけるアディソン、スティール ほか)