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歴史の中の貨幣 貨幣とは何か

出版社名 文眞堂
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-8309-4758-2
4-8309-4758-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 225P 22cm

商品内容

要旨

貨幣の本質は抽象性と債務性にあり、信用が貨幣である。価値を尺度する貨幣はイマジナリーであり、貨幣の起源は商品交換ではなく、債権債務にあった。忘れられたイネス、クナップ、ケインズ(古代通貨草稿)の貨幣論を踏まえ、新たな貨幣論を提示する。

目次

前編 近代初期イングランド通貨論争―リアル・マネーとイマジナリー・マネー(近代初期イングランドの鋳貨制度
1696年の銀貨大改鋳
ロック=ラウンズ論争の虚実
リアル・マネーとイマジナリー・マネー)
後編 貨幣論の再生―貨幣の抽象性と債務性(漂流するメタリズム貨幣論
貨幣の抽象性と債務性―貨幣の生成
貨幣の歴史的鳥瞰
貨幣・中央銀行・国家の連関)

著者紹介

楊枝 嗣朗 (ヨウジ シロウ)  
1943年兵庫県生まれ。1971年大阪市立大学大学院経営学研究科修士課程修了。東北大学経済学部助手。1974年佐賀大学経済学部講師。1984年商学博士(大阪市立大学)。現在、佐賀大学名誉教授、熊本学園大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)