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暗闇の思想を/明神の小さな海岸にて

出版社名 影書房
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-87714-427-2
4-87714-427-7
税込価格 2,640円
頁数・縦 412P 19cm

商品内容

要旨

1970年代、九州の静かな町に降ってわいた火力発電所建設計画。「高度経済成長」の時代、国や電力会社の「開発至上主義」に真っ向から挑んだのは、組織も名もない、心やさしき少数の人々だった―“ほんとうの豊かさ”を問う「暗闇の思想」が、3・11後の今、40年の時を超えて輝きを放つ。

目次

暗闇の思想を―火電阻止運動の論理(始まり
「科学」への挑戦
冬から春へ
論理を模索する旅へ
「無駄」を積み上げること
「法律の壁」―永い闘いへ)
明神の小さな海岸にて(海の価格
殺されゆく海
山の神、海の神
夜の海岸で)

著者紹介

松下 竜一 (マツシタ リュウイチ)  
1937年、大分県中津市生まれ。高校卒業後、家業の豆腐屋を継ぐ。1968年、短歌と散文で綴った歌文集『豆腐屋の四季』を自費出版。翌年、講談社から刊行、ベストセラーに。1970年、豆腐屋を廃業、作家生活に転じる。1972年、豊前火力発電所建設反対運動へ。1973年、運動の機関誌として「草の根通信」を創刊。以後、執筆活動と並走してさまざまな市民運動に取り組む。1982年、『ルイズ―父に貰いし名は』で講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)