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ヘラクレイトスの仲間たち

人でつむぐ思想史 1

出版社名 ぷねうま舎
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-906791-05-7
4-906791-05-0
税込価格 2,750円
頁数・縦 244P 20cm

商品内容

要旨

世界の風景を転換させたヴィジョンの変奏―ヘラクレイトスの火、パルメニデスの天上遊行、プラトンの魂の馬車、プロティノスの倒立する樹、アウグスティヌスの深淵としての記憶、アンセルムスの思考の母なる教会、そして、デカルトのコギト…“個”の経験が思想史に描いた波紋をとらえる。

目次

序章 ヘラクレイトスの仲間たち
第1章 ヘラクレイトスの“個”のモチーフ―「私」の果てしない深みと遍きロゴスと(「私」体験の掘り下げ
深いロゴス ほか)
第2章 “個”概念の変奏(プラトン『パイドロス』の変奏
アリストテレス『霊魂論』の変奏 ほか)
第3章 「思考としての私」という変奏(アンセルムスの「神の存在論的証明」―『プロスロギオン』第二章、第三章をめぐって
デカルト『省察』を読む)
補論 中世思想ノート―存在するのは実体だけか?(トマスとアントニウス
スコトゥス)

著者紹介

坂口 ふみ (サカグチ フミ)  
1933年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程修了。ミュンヘン大学にてPH.D取得。東京大学、東北大学、清泉女学院大学を経て、東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)