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出産 産育習俗の歴史と伝承「男性産婆」

増補改訂版

叢書|いのちの民俗学 1

出版社名 社会評論社
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-7845-1710-7
4-7845-1710-3
税込価格 2,200円
頁数・縦 297P 19cm
シリーズ名 出産

商品内容

要旨

論考「近代出産文化史の中の男性産婆」増補。出産は差別の問題と深く関わる。助産が血のケガレから差別視された時代や地域があった。その歴史も視野に入れて研究していかねばならないと思う。まずは男性産婆の全国的規模の存在確認が緊急の課題である。

目次

第1部 出産儀礼(いのちの民俗学―新しい生命過程論の模索
通過儀礼の新視角
出産から学ぶ民俗)
第2部 産育の歴史(いのちと出産の近世―取揚婆、腰抱きの存在と夜詰の慣行
トリアゲバアサンから助産師へ)
第3部 伝承・男性産婆(トリアゲジサの伝承
赤子を取り上げた男たち―群馬県における男性産婆の存在形態
民俗研究と男性産婆
男性産婆の伝承
近代出産文化史の中の男性産婆)

著者紹介

板橋 春夫 (イタバシ ハルオ)  
民俗学者。1954年群馬県に生まれる。1976年國學院大學法学部卒業。國學院大學文学部、慶應義塾大学文学部、群馬パース大学保健科学部、群馬大学大学院保健学研究科等の非常勤講師。博士(文学・筑波大学)。2009年、第十七回石川薫記念地域文化賞・研究賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)