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世代の歴史社会学 近代ドイツの教養・福祉・戦争

出版社名 昭和堂
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-8122-1243-1
4-8122-1243-X
税込価格 6,050円
頁数・縦 297,32P 22cm

商品内容

要旨

私たちはいつから世代を「出生年」で考えるようになったのか。世代をめぐる思考の変容をたどり、生権力の論理と欲望をあばく「世代の系譜学」の実験。

目次

「ライフステージ」から「コーホート」へ
第1部 理論的省察(ドイツ世代論概観
現代ドイツ世代論とそのアポリア―青年主義とコーホート)
第2部 統計的まなざしの展開(教養人、この非政治的なるもの―ドイツ教養理念と第一次世界大戦
統計的まなざしの展開と変容―統計グラフをめぐる知の相克
“民族老化”の系譜―ヴァイマル期の人口言説と高齢者問題)
第3部 二〇世紀型世代形象の成立(ドイツ青年神話と“青年ならざるもの”―その変貌の軌跡
“戦争体験”をめぐる抗争と世代形象の変容―戦争文学と「銃後」の反抗)
世代とコーホート

出版社
商品紹介

ライフステージとしての世代論と特定年出生者としての世代論の混乱を整理し、あらためて時代の特色について語るべき問題を示す。

著者紹介

村上 宏昭 (ムラカミ ヒロアキ)  
1977年生まれ。2009年、関西大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)。専攻はドイツ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)