• 本

「幸せ」の戦後史

出版社名 トランスビュー
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-7987-0136-3
4-7987-0136-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 419P 20cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

1945年の太平洋戦争敗戦とその後の占領は、明治維新と並び日本史の中でももっとも大きな転換点である。日本人の社会意識はそれをきっかけに大きく変わったが、それから現在まで70年近くの間にも変遷を繰り返している。本書は、そうした「戦後の社会意識の変化」という壮大なテーマに挑んでいる。労働・雇用環境や産業組織、家族などの社会事象、また、文芸作品、映画・ドラマ、流行歌、人気アニメなどの文化事象を分析し、さらには先人たちの論考をもとに、戦後の日本人の移り変わりを論じている。テーマは多岐にわたるため、本ダイジェストでは「消費社会」の変化について取り上げている。1952年生まれの著者は株式会社ケイズワーク代表取締役で、企業の組織課題やコミュニケーション戦略を中心に活動を行うコンサルタントである。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2013年7月10日])

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商品内容

要旨

敗戦から3・11まで、ふり向けばいつも上を向いて歩いてきた。豊かさと信じたものは、果たして何だったか。戦後、人は何を求め、生きてきたのか。家族・自己・労働に焦点を当て、歌、映画、小説から仕事、暮らし、性、さらには宗教、アニメまでを題材に、60余年の社会意識の変遷を追う。

目次

序章 “社会意識”とは何か
第1部 壊れかけた労働社会(リストラがやって来た
雇用ポートフォリオの誕生
職場シンドロームの出現)
第2部 家族の変容と個の漂流(戦後家族の願いと戦略
虚の国の旅人たち
「強い個」への欲望)
第3部 アメリカの夢と影―労働・消費・文芸(日本的経営とは何だったか
消費社会の仕組みと気分
村上春樹と対米闘争)
終章 「受け入れられない自己」の肖像
エピローグ

著者紹介

菊地 史彦 (キクチ フミヒコ)  
1952年、東京生まれ。76年慶應義塾大学文学部卒業。同年筑摩書房入社。89年、同社を退社。編集工学研究所などを経て、99年、ケイズワークを設立し、企業の組織課題やコミュニケーション戦略を中心にコンサルティング活動を行なう。現在、ケイズワーク代表取締役。国際大学グローバル・コミュニケーションセンター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)