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綴ると解くの弁証法 教育目的論を考える

増補改訂版

出版社名 溪水社
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-86327-218-7
4-86327-218-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 198P 21cm

商品内容

目次

1 『赤い鳥』綴方における「ありのまま」の論理(鈴木三重吉における唯美主義と写生主義
『赤い鳥』綴方運動の実情)
2 菊池知勇の日本綴方教育研究会(準会誌『綴方教育』と自然主義作家および民衆詩派詩人
日本綴方教育研究会運動の実情
「ありのまま」の階層性と書き綴ることの変貌)
3 小砂丘忠義の『鑑賞文選』と『綴方読本』選評の性格(在郷時代の小砂丘忠義
自由民権運動を継ぐ人びと
「人民ノ元気」と子どもの元気―綴方指導の目的と方法
目的論再考―小砂丘忠義における「転向」問題
もうひとつの「ありのまま」に綴ること
『続・山びこ学校』と到達度評価)
4 「ありのまま」にという方法の新しいかたち(中原克巳という人材
長帖とオレンジ・パンフ
両者の異同)
付論 日本における教育方法近代化の構造―「書くこと」による人格形成から「読むこと」による人格形成への転回の表層と深部(問題の設定
「書くこと」による人格形成の発生
「読むこと」による指導の成立
近世学校の方法に現れた近代化の萌芽)

著者紹介

中内 敏夫 (ナカウチ トシオ)  
1930年高知県生まれ。京都大学、東京大学大学院卒。教育学博士(東京大学)。一橋大学名誉教授。専攻、教育学・教育史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)