• 本

世のおきてに叛いて 母・八重子その沈黙の数奇な運命

北東アジア新書

出版社名 桜美林大学北東アジア総合研究所
出版年月 2014年1月
ISBNコード 978-4-904794-41-8
4-904794-41-9
税込価格 880円
頁数・縦 219P 18cm

商品内容

目次

前篇 母・八重子二十歳の日記(上阪
共産主義者との同棲
芸術と革命運動のはざまで
ロバになって暮さうか
新時代の女性として
シベリアの夫、そして死
偉くない人間ほど偉い
祖父・高橋善三郎のこと
明治庶民の風流)
後篇1 八重子の苦悶―「母殺し」と罵られて(母の死と肉親の非難―おまえが母を殺した
阿佐緒カフェの「女給」―左翼活動の夫を支えて
のっぴきならない二律背反―母の愛と八重子の葛藤
原保美の痛恨の思い―トロちゃんの感性は凄い
佐藤誠三郎の八重子評―GIFTSゆえの悲劇的人生)
後篇2 「悲劇」の検証―八重子の人生とは何だったのか(入院生活における仕合わせ―ひっくり返したイメージ
子の教育に死に物狂い―死の覚悟と「これでよし」
ついに帰らなかった夫―陸奥男の「裏切り」
晩年の八重子の境地―悟りのやすらぎ)

著者紹介

袴田 茂樹 (ハカマダ シゲキ)  
1944年大阪生まれ。広島県福山市で育つ。新潟県立大学教授、青山学院大学名誉教授。専門は国際政治学、現代ロシア論。東大文学部哲学科卒業、モスクワ大学大学院修了、東大大学院国際関係論博士課程単位取得退学。芦屋大学教授、米プリンストン大学客員研究員、東大大学院客員教授、モスクワ大学客員教授などを歴任。著書もロシア論から文化論まで多数で『深層の社会主義』(筑摩書房)はサントリー学芸賞を受賞。現在は同賞選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)