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経済・環境・スポーツの正義を考える

阪南大学叢書 102

出版社名 文理閣
出版年月 2014年3月
ISBNコード 978-4-89259-727-5
4-89259-727-9
税込価格 3,850円
頁数・縦 316P 22cm

商品内容

要旨

今日、経済や環境の問題においても、またスポーツの分野においても、「正義」が問われている。現代の正義論はジョン・ロールズの『正義論』(1971年)以来、国際的にも議論が交わされてきた。本書ではその議論を踏まえながら、経済の正義についてマルクスやヘーゲルの正義論にも立ち返り、また現代の環境的正義と原発問題を取り上げ、さらにスポーツにおける正義論を原理的な視点から考察する。正義論と関係の深いテーマについて、ドイツの第一線で活躍する哲学研究者の講演や論文を収録した。

目次

第1部 経済の正義を考える(マルクスの剰余価値論と正義論
ヘーゲル政治経済学序説 ほか)
第2部 環境の正義を考える(環境的正義とは何か
原発と環境的正義 ほか)
第3部 スポーツの正義を考える(スポーツ思想の底流
スポーツにおける「身体知」の行方 ほか)
第4部 人権と自由の弁証法(人権と「グローバルな法」
ヘーゲルの自由概念 ほか)