周縁のマルクス ナショナリズム、エスニシティおよび非西洋社会について
出版社名 | 社会評論社 |
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出版年月 | 2015年2月 |
ISBNコード |
978-4-7845-1495-3
(4-7845-1495-3) |
税込価格 | 4,620円 |
頁数・縦 | 430P 21cm |
商品内容
要旨 |
マルクスは、資本主義のグローバル化が生み出してきた植民地主義やエスニック・マイノリティの問題についてどのように考えたのか。本書は、すでに刊行されている著作や手紙のみならず、未刊行の抜粋ノートも含め、膨大な文献を渉猟し、この問いに答えようとする。そこから見えてくるのは、西洋中心主義的な近代主義者マルクスではなく、非西洋社会の共同体を高く評価した、近代の批判者としてのマルクスにほかならない。思想的転換を遂げた、晩期マルクスの未完のプロジェクトが遂にその姿を現す。 |
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目次 |
第1章 一八五〇年代における植民地との出会い―インド、インドネシアおよび中国に対するヨーロッパの衝撃 |