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虚構の形而上学 「あること」と「ないこと」のあいだで

出版社名 春風社
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-86110-436-7
4-86110-436-X
税込価格 3,850円
頁数・縦 457P 20cm

商品内容

要旨

われわれはどれだけの虚構を必要とするのか?意思を決定し選択する「主体」から、靖国神社の「神々」まで、実在と非実在の間を巧みに往還する9つの刺激的論考。

目次

第1部 名とイメージ(サンスクリット語の構造から見るインド的唯名論
豊穣の女神とマリア観音
『ゲッティ黙示録』の挿絵における枠とヨハネの幻視)
第2部 神話と歴史(仮面と虚構―鴎外の『かのように』における国家と知識人
物語と虚構―フロイトのモーセ論
「神々」の物語―靖国神社遊就館を歩く)
第3部 シミュレートされる「現実」(科学の中の虚構
意思決定という虚構
フィクションとシミュレーション―芸術制作の方法論からジャンル論へ)

出版社
商品紹介

意思決定における脳のメカニズムから靖国神社の神々まで、ありそうでないものとなさそうであるものの間を往還する9つの刺激的論考。

著者紹介

中村 靖子 (ナカムラ ヤスコ)  
名古屋大学大学院文学研究科教授(ドイツ文学・思想史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)