• 本

沈黙を聴く

出版社名 幻戯書房
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-86488-066-4
4-86488-066-2
税込価格 4,070円
頁数・縦 348P 20cm

商品内容

要旨

文学は、権力を持たぬ。権力にならぬ。そこに文学の貴重さがある。尖鋭な批評精神にも、“円熟”の時は訪れた―愉しく書くそこから、命の声が静かに聞える。老いてこそ滋味あふれる、単行本未収録エッセイ集。

目次

1(戦時中の二誌を見て
「倦怠」へと到るとき ほか)
2(宮本武蔵と女性
デカルトの潜水夫 ほか)
3(心に響く文章
薄田泣菫の随筆 ほか)
4(逝くにも勁く―追悼・中野孝次
中野孝次・良く生きた人 ほか)
5(対談による精神のドラマ
三浦哲郎の私小説家魂 ほか)

出版社
商品紹介

思弁的な表現を避け読者や作者に寄り添った文芸批評家の晩年の、老いてこそ滋味あふれる単行本未収録エッセイ集。

著者紹介

秋山 駿 (アキヤマ シュン)  
1930年4月23日、東京生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。文芸評論家。60年、評論「小林秀雄」で第三回群像新人文学賞受賞。90年『人生の検証』で第一回伊藤整文学賞受賞。96年『信長』で第四十九回野間文芸賞、第五十回毎日出版文化賞受賞。2003年『神経と夢想 私の「罪と罰」』で第十六回和辻哲郎文化賞受賞。13年10月2日、食道癌のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)