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非常識の日本語 三浦つとむ認識論による日本語解明

出版社名 社会評論社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-7845-0671-2
4-7845-0671-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 245P 21cm

商品内容

要旨

三浦つとむの代表的な著書『日本語はどういう言語か』について、吉本隆明は「いままで、このユニークな言語学者の著書は、あまりにも隠されつづけてきたのだ」と書いている。常識的な言語学・国語学・日本語学においては、三浦認識論・言語論は無視・隠蔽されてきた。本書の著者は非常識の立場にたつことにより、どれだけ言語および日本語の解明ができるかを、四〇数年にわたる日本語教育の体験をふまえて、わかりやすく解説する。同時に既存の解説書や辞書の不十分な点あやまりについても、詳細に批判している。

目次

第1部 言語とは(日本語の入口
もの・こころ・ことば
二つの概念 ほか)
第2部 日本語の分析(粘土とすし
こそあど
横浜は東京の手前 ほか)
第3部 言語教育の展望(わかることとは
「認識論」と直接教授法の原理
三セルと提出順 ほか)

出版社・メーカーコメント

吉本隆明に“隠され続けてきた”と評された言語学者・三浦つとむ。その理論と日本語との関わりを論じるとともに、日本語教育に従事してきた著者の経験を通して日本語表現を分析し、既存の辞書や解説書の誤りを指摘する。

著者紹介

今井 幹夫 (イマイ ミキオ)  
岐阜県下呂町門和佐生まれ。早稲田大学院卒業後、1972年フランス・パリ大学第7日本語講師。1975年千駄ヶ谷日本語教育研究所を設立。科学的直接法(SDM)を提唱、三浦理論に基づく日本語教科書『わかる日本語』編纂する。1992年ごろから主軸をベトナムに移し、2004年ハノイにSJP日本語センターを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)