• 本

吉田松陰 幽室の根源的思考

言視舎評伝選

出版社名 言視舎
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-86565-016-7
4-86565-016-4
税込価格 2,970円
頁数・縦 275P 20cm

商品内容

要旨

幽室の思想者・松陰の行動と思考を追体験し、「大和魂」という荒ぶる魂を鎮魂する試み。左右のイデオロギーに染まった読解とは異なり、煩悶する松陰の生身の思考に迫る書き下ろし評伝。

目次

序章 いま一度問う、「吉田松陰とはだれか」
第1章 若き兵学者が駆ける―発見への旅
第2章 敵国密航計画―もうひとつの攘夷
第3章 幽室の教育者―「だれでも聖人になれる」
第4章 幽室の思索者―日本人すべてが対等な理由
第5章 幽室の行動者―雄略案と要撃策
第6章 「草莽」が起ちあがる―独立した主体
第7章 死中に生をもとめる―精神の不滅
終章 留魂か鎮魂か

出版社
商品紹介

幽室の思想者・松陰の行動と思考を追体験し「大和魂」という荒ぶる魂を鎮魂する試み。煩悶する松陰の生身の思考に迫る書き下ろし評伝。

おすすめコメント

いま松陰を追体験する意味はどこにあるのか? 松陰の本質は書き残されたもののなかにしか存在しない。『全集』というテキストを徹底的に読み破ることから見えてきたもの、それは松陰の着地点が私たちの出発点であるということである。――幽室の思想者・松陰の行動と思考を追体験し、「大和魂」という荒ぶる魂を鎮魂する試み。左右のイデオロギーに染まった読解とは異なり、煩悶する松陰の生身の思考に迫る書き下ろし評伝。

著者紹介

井崎 正敏 (イザキ マサトシ)  
評論家。1947年、東京生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業後、筑摩書房に入社。「ちくま学芸文庫」編集長、「ちくま新書」編集長、専務取締役編集部長などを経て、2001年に退社、評論活動に入る。この間に武蔵大学客員教授、東京大学・明星大学非常勤講師なども務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)