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映画の荒野を走れ プロデューサー始末半世紀

出版社名 インスクリプト
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-900997-56-1
4-900997-56-0
税込価格 3,850円
頁数・縦 357,23P 20cm

商品内容

要旨

荒野のごとき映画界を駆け抜けよ!裕次郎全盛の日活に入社、ロマンポルノへの路線変更を機に助監督からプロデューサーへと転進し、数々の話題作の企画を経て、出会ったのは相米慎二だった―。プロデューサー業の真髄と本懐と何か。日本映画史を彩った監督とスターの、いま明かされる秘話満載。

目次

第1章 助監督室って無頼の館―日活助監督時代
第2章 大胆不敵、試行錯誤―日活ロマンポルノ時代
第3章 別天地から吹いてくる風―キティ・フィルムへ
第4章 あいつの見えない船に乗って―相米慎二、最初の三本
第5章 映画にはない肌触り―一九八〇年代、マンガとテレビと
第6章 相米、夏に雪を撮るぞ―『雪の断章情熱』と『光る女』
第7章 花盛りの時代の心許なさ―アルゴ・プロジェクトの頃
第8章 あいつは命賭けてたようなところがあった―『お引越し』と『夏の庭The Friends』
第9章 時代の変わり目に居合わせて―ケイファクトリーへ
第10章 おまえの「生命力」に共鳴するうちに―エピローグ
対談 盟友プロデューサー、すべての始まり―黒澤満・伊地智啓

おすすめコメント

相米慎二を育てた男が、日本映画の半世紀を語り尽くす。荒野のごとき映画界を駆け抜けよ! 裕次郎全盛の日活に入社、ロマンポルノへの路線変更を機に助監督からプロデューサーへと転進し、数々の話題作の企画を経て、出会ったのは相米慎二だった──。プロデューサー業の真髄と本懐とは何か。日本映画史を彩った監督とスターの、いま明かされる秘話満載。【特別収録】盟友プロデューサー対談=黒澤満+伊地智啓 〈本書の登場人物〉 石原裕次郎、吉永小百合、舛田利雄、鈴木清順、浦山桐郎、今村昌平、澤田幸広、藤田敏八、西村昭五郎、小沼勝、曽根中生、田中登、加藤彰、白川和子、中川梨絵、片桐夕子、三井マリア、黒澤満、松田優作、村川徹、長谷川和彦、村上龍、相米慎二、薬師丸ひろ子、丸山昇一、角川春樹、永瀬正敏、斉藤由貴、澤井信一郎、田畑智子、三國連太郎、田中陽造、中島丈博、奥寺佐渡子、中井英夫、李相日、宮藤官九郎、佐藤隆太、佐々木蔵之介……

著者紹介

伊地智 啓 (イジチ ケイ)  
1936年生まれ。映画プロデューサー。60年に日活に入社。助監督を経て、71年にプロデューサーに転身。『花芯の誘い』(小沼勝、1971)で初めて「企画」としてクレジットされる。77年に日活を退社後は、セントラル・アーツを経て、78年にキティ・フィルム設立に参加。89年、岡田裕、佐々木史朗らとともにアルゴ・プロジェクト(後にアルゴ・ピクチャーズ)を創設。95年、ケイファクトリーを設立、社長に就任(2002年退社)
上野 昂志 (ウエノ コウシ)  
1941年生まれ。評論家
木村 建哉 (キムラ タツヤ)  
1964年生まれ。映画学、美学。成城大学文芸学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)