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社会科学と高貴ならざる未開人 18世紀ヨーロッパにおける四段階理論の出現

出版社名 昭和堂
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-8122-1514-2
4-8122-1514-5
税込価格 5,500円
頁数・縦 312,9P 22cm

商品内容

要旨

未開と発展、社会経済思想の変遷。「高貴な未開人」という文明批判は18世紀の社会科学に影響を与え、「高貴ならざる未開人」という観念は社会発展の新理論の形成に影響を与えた―アダム・スミスなどの古典派経済学やスコットランド歴史学派の著作で知られるミークが、四段階理論の起源と発展、そしてその形成に未開社会研究の影響があったことを立証する。

目次

第1章 四段階理論とその前史
第2章 「始まりにおいて全世界はアメリカであった」
第3章 一七五〇年代のフランス先駆者たち
第4章 一七五〇年代のスコットランドの先駆者たち
第5章 高貴ならざる未開人と「粗野な部族の歴史」
第6章 修正主義者、詩人、経済学者

出版社
商品紹介

「四段階理論」の意義と起源、その影響を探ると共に、それが「高貴ならざる未開人」という観念に刺激され形作られたことを立証する。

著者紹介

田中 秀夫 (タナカ ヒデオ)  
愛知学院大学教授、京都大学名誉教授
村井 路子 (ムライ ミチコ)  
京都大学経済学研究科博士課程単位取得、京都看護学校非常勤講師。E.P.トムスン、ロバート・オーエンなどを研究
野原 慎司 (ノハラ シンジ)  
京都大学経済学研究科博士課程単位取得、博士(経済学)、東京大学経済学研究科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)