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トンブクトゥ 交界都市の歴史と現在

出版社名 臨川書店
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-653-04314-0
4-653-04314-0
税込価格 18,700円
頁数・縦 460P 27cm

商品内容

要旨

14世紀から16世紀にかけて、地中海世界とブラック・アフリカとをむすぶサハラ縦断塩金交易をもとに、「黄金郷」また「イスラームの学林」として憧憬されつづけたトンブクトゥ。史資料と歴史研究の成果を踏まえて同交易の実態を探り、その特質をアジアのシルクロードと交叉させて明らかにする。さらに近年の臨地調査をもとに、現在のトンブクトゥとそこに生きる人びとの活動を、実証的かつ壮大なスケールで描き出す!

目次

トンブクトゥ幻想―カタローニア図からルネ・カイエまで
砂丘列のなかの構築港市
都市編成の構造分析―形態論からのアプローチ
サハラ縦断塩金交易―シルク・ロードとの対比
「黒人たちの国々」への道―成立と西遷
トンブクトゥ簡史―栄光と凋落
最盛期のトンブクトゥ―歴史地理と施設配置
近現代のトンブクトゥ―植民都市への改変
人口構成とエスニシティ―諸集団共住の実態
トンブクトゥ町家論―「住まい」と「住まう」
家族の職業―大区別・エスニシティ別特性
市場活動のエスニシティ・ジェンダー(1)―「大市場(ヨブ・ベル)」
市場活動のエスニシティ・ジェンダー(2)―「小市場(ヨブ・カイナ)」
市場活動のエスニシティ・ジェンダー(3)―「近隣市場(アルバメ市場」
トンブクトゥ周辺の農耕―ニジェール川と砂丘の賜物

著者紹介

応地 利明 (オウジ トシアキ)  
京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)