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国策と犠牲 原爆・原発そして現代医療のゆくえ

増補改訂版

出版社名 社会評論社
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-7845-1547-9
4-7845-1547-X
税込価格 2,970円
頁数・縦 397P 19cm
シリーズ名 国策と犠牲

商品内容

要旨

戦中、戦後、連綿と続けられてきた医療政策や科学技術が、国のほんの一握りの人たちにとって有意義である一方、多くの人びとに多大な被害や被災をもたらすものであった。現在、国民に徹底して「犠牲」を強いる「国策」は、その規模や凶暴性を増して推進されようとしている。原子力兵器・原発、科学技術・先端医療の現代社会における問題点を照射する。

目次

いま深くいのちをみつめる
1 福島原発事故と内部被曝(「低線量」放射線内部被曝と健康障害
若狭湾における反原発の闘い)
2 現代科学技術と先端医療(医療政策としての脳死・尊厳死―私たちはナチスを断罪できるのか
人体部品資源化・商品化のいま
子どもと臓器移植・原発事故・遺伝子診断―国策の犠牲者としての子どもたち
科学技術における「国策」と「犠牲」の連鎖の構図)
3 被爆地・長崎の戦後(長崎の医師・永井隆、秋月辰一郎のことなど―土山秀夫先生に聞く)
補遺 なぜ、いま、「永井隆」を問うのか―『国策と犠牲』を読む

著者紹介

山口 研一郎 (ヤマグチ ケンイチロウ)  
1949年生まれ。医師(やまぐちクリニック)。現代医療を考える会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)