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人形の文化史 ヨーロッパの諸相から

出版社名 水声社
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-8010-0158-9
4-8010-0158-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 338P 19cm

商品内容

要旨

古来より自らの似姿としてつくりだし、様々な関係を切り結んできた“人形”がもつ意義とは何か?宗教・民俗・文学・芸術・思想など、豊かな文化的土壌をもつヨーロッパの諸相から人形文化の深淵に迫る論集。

目次

第1部 “人形幻想”の根源をさぐる(神のかたどり―聖性と呪いの人形文化史
民間伝承のなかの人形
自動人形から江戸のからくり人形まで)
第2部 モダニズム文学にみる人形(E.T.A.ホフマン『砂男』と自動人形―小説、バレエ、オペラ
人造人間の魂―ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイヴ』考
中欧の“宿命的な痕跡”を刻む人形―グスタフ・マイリンク『ゴーレム』について)
第3部 危機の時代の人形愛(マネキンとマリオネット―法という名の糸についての覚書き
予兆のなかのベルメール人形―ドイツ世紀末からワイマール時代の人形芸術)

著者紹介

香川 檀 (カガワ マユミ)  
武蔵大学人文学部教授。専攻、表象文化論、ジェンダー論、二〇世紀美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)