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貧者の息子 カビリーの教師メンラド

叢書《エル・アトラス》

出版社名 水声社
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-8010-0241-8
4-8010-0241-2
税込価格 3,080円
頁数・縦 278P 20cm

商品内容

要旨

フランス舌領下のアルジェリア、カビリー地方で農民の子として生まれたメンラド・フルルは、貧しいながらも勉学に励み、努力して教師となる…子供時代の極貧、田舎の生活風景、家族への思いなどをふり返りながら、みずからの属する社会を自負をもって描きだす、現代アルジェリア文学の古典。

著者紹介

フェラウン,ムルド (フェラウン,ムルド)   Feraoun,Mouloud
1913年、フランス植民地下のアルジェリアに生まれる。アルジェの師範学校を卒業後、小学校教員となる。教員生活のかたわら作家として活動。1962年3月、アルジェリアが独立する直前に暗殺される。小説に『貧者の息子』(1950年、アルジェ市文学大賞)、『大地と血』(1953年、ポピュリスト賞)がある
青柳 悦子 (アオヤギ エツコ)  
1958年、東京に生まれる。筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、筑波大学人文社会系教授。専攻、フランス系文学理論、小説言語論、北アフリカ文学。主な著書に、『デリダで読む『千夜一夜』』(2009年、新曜社)。主な訳書に、マリナ・ヤゲーロ『言葉の国のアリス』(1997年、夏目書房、渋沢・クローデル賞特別賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)