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ロッシーニ《セビーリャの理髪師》 名作を究める十の扉

出版社名 水声社
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-8010-0208-1
4-8010-0208-0
税込価格 3,850円
頁数・縦 310P 22cm

商品内容

要旨

200年にわたって愛されてきた傑作オペラ『セビーリャの理髪師』には、いまだ知られざる謎があった。初演失敗の真実とは何だったのか?なぜ一世紀以上も改変されたまま流布したのか?自筆譜に残された創作上の意図とは?日本ではどのようにして受容されたのか?―ロッシーニ研究の第一人者が名曲の舞台裏と隠された真実に迫る。

目次

第1の扉 ロッシーニの歌劇『セビーリャの理髪師』概説
第2の扉 ボーマルシェからロッシーニへの歩み
第3の扉 『セビーリャの理髪師』を生んだ劇場、検閲、歌手
第4の扉 パッチワークとしての作曲法とその特殊性
第5の扉 歌のレッスンの場の差し替えアリア
第6の扉 『セビーリャの理髪師』初演失敗の真実
第7の扉 19世紀の上演とロッシーニ歌手の変遷
第8の扉 19世紀『セビーリャの理髪師』のイメージ
第9の扉 日本における『セビーリャの理髪師』の受容―明治元年から昭和43年まで(1868〜1968年)
第10の扉 近現代『セビーリャの理髪師』の名歌手たち

著者紹介

水谷 彰良 (ミズタニ アキラ)  
1957年東京に生まれる。音楽・オペラ研究家。日本ロッシーニ協会会長。主な著書に、『サリエーリ―モーツァルトに消された宮廷楽長』(2004年。第27回マルコ・ポーロ賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)