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源氏物語の記憶 時代との交差

出版社名 武蔵野書院
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-8386-0701-3
4-8386-0701-6
税込価格 15,950円
頁数・縦 616P 22cm

商品内容

要旨

道長から頼通の時代へと引き継がれた政治・文化は、サロン文芸を支える女房たちを、和歌から物語へと躍動させた。時代背景は“いま”となり物語に蘇る。本書は源氏物語以後を時代の中で浮き彫りにした。

目次

1 『源氏物語』宇治十帖の記憶(宇治十帖の表現位相―作者の時代との交差
匂宮三帖と宇治十帖―回帰する“引用”・継承する“引用”
宇治十帖の執筆契機―繰り返される意図 ほか)
2 後期物語の記憶(後期物語創作の基点―紫式部のメッセージ
挑発する『寝覚』『巣守』の古筆資料―絡み合う物語
『狭衣物語』の位相―物語と史実と ほか)
3 道長・頼通時代の記憶(生き残った『枕草子』―大いなる序章
藤原摂関家の家族意識―上東門院彰子の場合
その後の道綱 ほか)

著者紹介

久下 裕利 (クゲ ヒロトシ)  
東京都生。早稲田大学大学院博士後期課程満期退学。昭和女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)