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三角縁神獣鏡と3〜4世紀の東松山 市制施行60周年記念事業シンポジウム

考古学リーダー 26

出版社名 六一書房
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-86445-090-4
4-86445-090-0
税込価格 2,750円
頁数・縦 193P 21cm

商品内容

要旨

埼玉県初、関東では約40年ぶりの三角縁神獣鏡の発見を契機に行われた、シンポジウムの記録集。

目次

第1部 三角縁神獣鏡が映しだす古墳時代(記念講演 古墳出土の鏡から歴史を考える
基調講演1 三角縁神獣鏡にうつる東アジア世界と古墳時代
基調講演2 関東地方への前方後円(方)墳の波及を考える―東松山市高坂8号墳を素材として
基調講演3 集落遺跡が語る東松山の3〜4世紀の社会)
第2部 討論の記録(三角縁神獣鏡と3〜4世紀の東松山)
第3部 東松山市出土の三角縁神獣鏡の研究(東松山市で三角縁神獣鏡が発見されたことについて
三次元計測からみた高坂古墳出土の三角縁神獣鏡
三角縁陳氏作四神二獣鏡のX線による調査
高坂古墳群出土青銅鏡の鉛同位体比分析結果
東松山市の三角縁神獣鏡)
付録

おすすめコメント

埼玉県初、関東では約40年振りの三角縁神獣鏡の発見を契機に行われた、シンポジウムの記録集である。第T部の菅谷文則先生の記念講演では、発表資料では読み取れない先生の見地が随所で語られ、あえてテープ起こし原稿を掲載させていただいた。また、上野祥史、北條芳隆、坂本和俊の各氏の基調講演では、中国鏡との関係から、また経済活動から、周辺集落遺跡からとそれぞれの視点から論していただいた。第U部の討論の記録では、三角縁神獣鏡の意義や、出土の背景についての持論が展開され、一時会場がザワツク場面もあったほどで、会場の熱気を伝えられたら幸いである。第V部では、発見の経緯、三次元計測による所見、成分分析、鉛同位体分析の報告と寄稿文(車崎先生)を掲載した。本書が三角縁神獣鏡の研究に、またヤマト王権の東国覇権を考えるうえで、新たな資料提供ができたとすれば、望外の喜びである。