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近代フランス小説の誕生

出版社名 水声社
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-8010-0281-4
4-8010-0281-1
税込価格 4,400円
頁数・縦 242P 22cm

商品内容

要旨

18世紀のフランスおいて、美学的・道徳的批判にさらされ、文学の下流に甘んじていた近代小説は、どのようにして自らを洗練させ、19世紀には文学の中心を担うまでに至ったのか。ヴォルテール、ルソー、レチフ、サン=ピエール、メルシエ、サドからその諸相を明らかにする。

目次

第1部 黎明期小説の諸相と試み(カンディードの顎ひげ
小説『新エロイーズ』におけるオペラ
羽虫の科学、牧人の知―ベルナルダン・ド・サン=ピエールにおける科学と小説
多作家メルシエの生涯と作品
父と息子をつなぐ物語―『わが父の生涯』から『ムッシュー・ニコラ』へ ほか)
第2部 継承から展開へ(“アタラの埋葬”を読み解く―文学と美術と歴史の交錯
『危険な関係』を読むボードレール
『ブヴァールとペキュシェ』における殉教者の挿話―ヴォルテールの読書ノートを中心に
サドの継承者フロベール)

著者紹介

植田 祐次 (ウエダ ユウジ)  
1936年、旧満州国に生まれる。青山学院大学名誉教授。専攻は、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)