• 本

原発は終わった

出版社名 緑風出版
出版年月 2017年12月
ISBNコード 978-4-8461-1721-4
4-8461-1721-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 264P 20cm

商品内容

要旨

2017年3月、東芝は子会社のウェスチングハウスの連邦破産法11条を申請し、全社的に原発事業からの撤退を決定した。このことは、発電産業の世代交代と原発が世界的に市場から敗退しつつあることを意味し、福島原発事故の帰結でもある。本書はプラント技術者の観点から、産業としての原発を技術的・社会的側面から分析し、電力供給の代替手段がないわけではないのに、甚大なリスクを冒して国土の半ばを不住の地にしかねない手段に固執する政策の愚かさを説く。

目次

第1章 発電産業の世代交代
第2章 平時の原子力開発は成り立たない
第3章 遺伝子を痛める産業
第4章 事故現場の後始末をどうするか
第5章 迷惑産業と地域社会
第6章 定見のない原子力規制
第7章 悲劇などなかったかのように
終章

著者紹介

筒井 哲郎 (ツツイ テツロウ)  
1941年石川県金沢市に生まれる。1964年東京大学工学部機械工学科卒業。以来、千代田化工建設株式会社ほかエンジニアリング会社勤務。国内外の石油プラント、化学プラント、製鉄プラントなどの設計・建設に携わった。プラント技術者の会会員、原子力市民委員会原子力規制部会長、NPO APAST理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)