アンシアン・レジーム期フランスの権力秩序 蜂起をめぐる地域社会と王権
出版社名 | 有志舎 |
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出版年月 | 2017年12月 |
ISBNコード |
978-4-908672-17-0
(4-908672-17-2) |
税込価格 | 6,600円 |
頁数・縦 | 247,19P 22cm |
商品内容
要旨 |
アンシアン・レジーム期のフランスは、典型的な絶対王政国家と長らくとらえられてきた。しかし、それは妥当なのだろうか。本書は、南仏ラングドック地方において、王権と地域権力が地域秩序の形成をめぐって交渉し、頻発する蜂起にどう対応したのかという点に焦点をあてる。ここからは、王権が志向する支配秩序とは異なるさまざまな秩序が併存し競合していた社会の実態が浮かび上がってくる。絶対王政論・社団的編成論を批判的に検討し、ヨーロッパ近世史研究との架橋を試みながら、新たなアンシアン・レジーム像を描き出す本書は、フランス革命の意味をも問う。 |
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目次 |
序章 アンシアン・レジーム再考 |