商品内容
| 要旨 |
五〇年代から六〇年代にかけて、戦後的な社会の枠組み、党派的な文化への拠り所が失われ、言語そのものに依拠する“ことばが語る時代”が始まる。前時代からの継続を暴力的に切断した「凶区」などの言語の断層、急勾配、崩落の現場に、詩の危機と転生を読みとる巻頭論考のほか、飯島耕一、大岡信、入沢康夫ら、戦後詩から離陸する詩人たちと、鈴木志郎康、天沢退二郎、吉増剛造、佐々木幹郎ら、六〇年代とそれ以降の詩を担った詩人たちについての論が激しく踵を接する。 |
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| 目次 |
1 詩的断層十二、プラス一―“六〇年代詩”経験の解体・私論(断層十二 |


