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信の哲学 使徒パウロはどこまで共約可能か 上巻

出版社名 北海道大学出版会
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-8329-6836-3
4-8329-6836-X
税込価格 15,400円
頁数・縦 836P 22cm
シリーズ名 信の哲学

商品内容

目次

第1部 信の哲学を可能にするもの―ロゴスとエルゴンの共鳴和合(信の哲学の基礎理論―パウロ神学の哲学的分析を可能にする共約的方法
アリストテレス哲学と様相アプローチ―不可視なロゴス「魂」の探求)
第2部 パウロにおける信の根源性と信と業ならびに心身(霊肉)の統一理論(パウロにおける信の根源性の論証―「ローマ書」の意味論的分析に基づく当該性規準とその帰一的解釈
パウロの心身論―心魂の内奥に何が生起するのか)

おすすめコメント

使徒パウロの書簡「ローマ書」に,アリストテレスの言語哲学研究を適用し、意味論的に分析することによって,ヒエロニムスのVulgate訳以来の「ローマ書」3章22節の誤訳を指摘する.信仰義認論や予定論等多くの神学,哲学論争に終止符を打つことができる.

著者紹介

千葉 惠 (チバ ケイ)  
1955年宮城県古川市生まれ。1977年慶応義塾大学法学部政治学科卒。1977‐84年同大学院文学研究科哲学専攻、修士課程を経て博士課程単位取得退学。1984年同文学部非常勤講師(古典ギリシャ語)。1986‐90年オックスフォード大学人文学科哲学専攻、修士課程を経て博士課程修了、哲学博士(D.Phil.in Philosophy)。1990年から、北海道大学大学院文学研究科助教授を経て教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)