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二宮金次郎とは何だったのか 臣民の手本から民主主義者へ

出版社名 西日本出版社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-908443-26-8
4-908443-26-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 264P 20cm

商品内容

要旨

二〇一八年度の小学校道徳教科書に「金次郎」が復活している。江戸末期から明治にかけて、二宮金次郎の地方財政再建手法は報徳運動として全国に広がった。そして、そこで創られた「金次郎像」は大日本帝国を支える「臣民」の手本とされた。ところが戦後は一転GHQによって民主主義者として称揚される。歴史の深層から、時代に塗りかえられた「金次郎」を掘り起こしてゆく。

目次

第1部 金次郎とその継承者たち―報徳運動のひろがり(二宮金次郎とはだれか
受け継がれる報徳思想
時代に翻弄される報徳運動
報徳運動のひろがり)
第2部 金次郎が求められた時代―臣民の手本から民主主義者へ(教育勅語とつくられた金次郎像
国家主義の台頭―戦争への道
民主主義者としての二宮金次郎)

著者紹介

小澤 祥司 (オザワ ショウジ)  
環境ジャーナリスト/科学ライター。1956年静岡県掛川市生まれ。東京大学農学部卒業。おもに生物多様性、自然エネルギー、持続可能な社会をテーマとして執筆活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)