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先生、脳のなかで自然が叫んでいます!

鳥取環境大学の森の人間動物行動学 番外編

出版社名 築地書館
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-8067-1566-5
4-8067-1566-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 175P 19cm

商品内容

要旨

幼いホモ・サピエンスの一見残酷な虫遊びには意味があるのか。生物の擬人化は、ヒトの生存・繁殖に有利なのか。生き物の習性・生態に、ヒトが特に敏感に反応するのはなぜか。アカネズミとドングリの関係、ニホンモモンガの暮らし、キャンパスでの動物との出会い、子どもたちとの自然教室での実験などをまじえ、動物行動学と脳のクセから考える。

目次

第1章 もし、あなたがアカネズミだったなら?―「擬人化」はヒトの精神と自然とのつながりを醸しだす
第2章 ノウサギの“太腿つきの脚”は生物か無生物か―子どものころの生物とのふれあいが脳に与える影響
第3章 幼いホモ・サピエンスはなぜダンゴムシをもてあそぶのか―脳には生物の認識に専門に働く領域がある!
第4章 ポケモンGOはなぜ人気があるのか―推察する、探す、採集する、育てる、自慢する…狩猟採集生活がそこにある!?
第5章 狩猟採集民としての能力と学習の深い関係―ヒトの脳は、生物の「習性・生態」に特に敏感に反応する
第6章 古民家にヤギやカエルとふれあえる里山動物博物館をつくりませんか?―ヒトの心身と自然と文化の切っても切れないつながり

著者紹介

小林 朋道 (コバヤシ トモミチ)  
1958年岡山県生まれ。岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。岡山県で高等学校に勤務後、2001年鳥取環境大学講師、2005年教授。2015年より公立鳥取環境大学に名称変更。専門は動物行動学。これまで、ヒトも含めた哺乳類、鳥類、両生類などの行動を、動物の生存や繁殖にどのように役立つかという視点から調べてきた。現在は、ヒトと自然の精神的なつながりについての研究や、水辺や森の絶滅危惧動物の保全活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)