• 本

香りブームに異議あり

出版社名 緑風出版
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-8461-1814-3
4-8461-1814-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 199P 20cm

商品内容

要旨

香水などのフレグランス製品で頭痛が起きる著者(オーストラリアを代表する作家)が専門家の力をかり、医学論文や様々な文献にあたり、問題の大きさと根深さを明らかにしてゆく。平易な文章で、語りかけるように解説しているが、香りを取り巻く恐ろしい事実を余すところなく知ることができる。香りで体調をくずす人は全世界に大勢おり、放置すればひどいアレルギー症状や化学物質過敏症などを引き起こす、重大な問題だ。

目次

プラネット・フレグランス
被害者はどれくらい?
ボトルの中には何が?
鼻は知っている
ラベルに隠されたものは
誰がテストしているの?
フレグランスを守るため
研究所ではわからないこと
ヒゲ剃りあとにつけるのは?
分解不能
意外な結果
空気はみんなのもの
フレグランスなんかいらない

著者紹介

グレンヴィル,ケイト (グレンヴィル,ケイト)   Grenville,Kate
作家。1950年、オーストラリア、シドニーに生まれる。シドニー大学で芸術学を学び、大学卒業後、ドキュメンタリー映画の編集の仕事に従事。20歳代後半でイギリスにわたり、編集者・フリージャーナリストとして数年を過ごす。その後アメリカのコロラド大学で作家としての勉強を始め、クリエイティブ・ライティングの学位(MFA)を取得。その後オーストラリアに戻って現在に至る。主な作品は、Bearded Ladies(1984年)、Lilian’s Story(1986年)(ヴォーゲル・オーストラリア文学賞受賞)、Dreamhouse(1987年)、Joan Makes History(1989年)、The Idea of Perfection(1999年)(オレンジ賞受賞)、Dark Places(1994年)(ヴィクトリア州文学賞受賞)、The Secret River(2005年)(『闇の河』一谷智子訳、現代企画室2015年)など。日本語にも翻訳された『闇の河』は、イギリスからオーストラリアにわたった開拓者が先住民族と衝突し、虐殺するという史実にもとづいた物語で、歴史の闇に迫る傑作としてベストセラーとなった。数カ国語に翻訳され、テレビドラマ化された他、英連邦作家賞、クリスティナ・ステッド賞などの国内外の文学賞を受賞している。小説の他、クリエイティブ・ライティングに関する本を執筆している。2010年、ニューサウスウェールズ大学より名誉博士号を授与される
鶴田 由紀 (ツルタ ユキ)  
フリーライター。1963年横浜に生まれる。1986年青山学院大学経済学部経済学科卒業。1988年青山学院大学大学院経済学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)