• 本

ハーバード法理学アプローチ 高校生に論争問題を教える

出版社名 東信堂
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-7989-1531-9
4-7989-1531-9
税込価格 4,290円
頁数・縦 485P 21cm

商品内容

要旨

民主主義社会における教育には、個人や集団がそれぞれの裁量を持つよう育成する社会科教育―シティズンシップ教育―が求められている。本訳書は、主権者に求められる資質や能力を根源から再構築し、教育実践を通じて多くの単元教材を開発・普及させた米国の「ハーバード社会科プロジェクト」の理論と実践について明らかにしたものだ。「法理学アプローチ」という独自の視点から米国における社会科カリキュラム開発を行った当プロジェクトは、ひいては今日における法教育などの基礎ともなるなど、多大な影響力を持った待望の全訳である。

目次

第1部 一般教育としての社会科(社会科における内容選択
公的論争問題の分析における社会的価値の役割 ほか)
第2部 公的論争問題の分析を教授するための概念枠(民主主義社会への倫理的なコミットメント
アメリカ政府の諸原理 ほか)
第3部 法理学的認識枠を公的論争問題の授業に応用する(問題単元を選択し組織する
授業対話の分析 ほか)
補論 実験用カリキュラムの実施結果(研究デザインと設定
実験カリキュラムの分析能力に与える影響 ほか)

著者紹介

渡部 竜也 (ワタナベ タツヤ)  
1976年生まれ。東京学芸大学教育学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。専門は、社会科教育学、カリキュラム研究、授業開発論、教師教育論、主権者教育、歴史教育など
溝口 和宏 (ミゾグチ カズヒロ)  
1967年生まれ。鹿児島大学大学院教育学研究科教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。専門は、社会科教育学、歴史教育、公民教育
橋本 康弘 (ハシモト ヤスヒロ)  
1971年生まれ。福井大学教育・人文社会系部門教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。修士(教育学)専門は、社会科教育学、公民教育、法関連教育
三浦 朋子 (ミウラ トモコ)  
1981年生まれ。亜細亜大学法学部准教授。千葉大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は、公民教育、法教育
中原 朋生 (ナカハラ トモオ)  
1970年生まれ。環太平洋大学次世代教育学部教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。博士(教育学)。専門は、幼児期から高校までの公民教育、法教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)