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日本の腎移植はどう変わったか 60年代から修復腎移植再開まで

出版社名 えにし書房
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-908073-64-9
4-908073-64-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 225P 19cm

商品内容

要旨

腎不全がほぼ死を意味した時代から、腎移植の道を切り開いてきた元日本移植学会副理事長の大島伸一医師の活動、和田移植の波紋、腎バンク、シクロスポリンの登場、愛知方式の確立、臓器移植ネットワーク、臓器移植法、万波誠医師と瀬戸内グループによる修復腎移植へのバッシングと「原則禁止」から再開まで。中国への渡航移植、人工透析の進歩と諸問題など日本の移植を巡る社会の変容を、長期にわたる綿密な取材で丁寧にたどり、多くの問題点を浮かび上がらせる傑作ルポ。

目次

名古屋大学医学部
移植前夜
移植開始
拒絶反応
停滞
学会
東海腎バンク
無脳児
シクロスポリン
愛知方式
臓器移植ネットワーク
先進医療
臨床研究
空白の十年
渡航移植
患者の自己決定権
W移植

著者紹介

高橋 幸春 (タカハシ ユキハル)  
1975年、早稲田大学卒業後、ブラジルへ移住。日系邦字紙パウリスタ新聞(現ニッケイ新聞)勤務を経て、1978年帰国。以後、フリーライター。高橋幸春名でノンフィクションを執筆。1991年に『蒼氓の大地』(講談社)で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。2000年に初の小説『天皇の船』(文藝春秋)を麻野涼のペンネームで上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)