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炎へのはしご

出版社名 水声社
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-8010-0411-5
4-8010-0411-3
税込価格 2,750円
頁数・縦 234P 20cm

商品内容

要旨

“このなすがままの態度に誘発された情熱の波が彼女を陶酔させた。”家庭を捨てた自責の念にかられるリリアン、その前に現れる生き生きとしたジューナ、そして破滅的なサビーナ、ヘレン。画家ジェイを間にお互いに響きあい、共感の愛を見つけ自己を探求していく女性たち―作家ニンが経験したモダニズムのパリを舞台に描く愛の遍歴。

目次

1 この飢餓感
2 パンとウエハース

著者紹介

ニン,アナイス (ニン,アナイス)   Nin,Ana¨is
1903年、パリ郊外ヌイイ・シュル・セーヌに生まれる。九歳で両親が離別、十一歳の時に母と二人の弟と共にアメリカに渡る。二十代の時に夫とパリに戻り、ヘンリー・ミラー、アントナン・アルトーをはじめ多くの芸術家に影響を受け、1932年に最初の評論、『私のD・H・ロレンス論』を上梓。36年に最初の小説、『近親相姦の家』を発表。1963年から次々と出版した日記で脚光を浴びる。1977年死去
三宅 あつ子 (ミヤケ アツコ)  
兵庫県に生まれる。神戸女学院大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、京都大学非常勤講師。専攻、アメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)