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視覚文化とデザイン メディア、リソース、アーカイヴズ

出版社名 水声社
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-8010-0423-8
4-8010-0423-7
税込価格 3,850円
頁数・縦 321P 20cm

商品内容

要旨

モダンデザインはいかにして創造・越境・集積されたのか?モダニズム期から現在まで、視覚文化を構成するタイポグラフィ、ピクトグラム、アイソタイプ、写真、ポスター、ホログラフィなどの豊富な例を取りあげながら、デザイン思想の趨勢を浮き彫りにする最新の研究成果。

目次

1 グラフィック理論の形成と越境―前期モダニズム(チェコスロヴァキアのモダニズムとアメリカへの越境―ラディスラフ・ストナーのグラフィックデザイン
アイソタイプのアメリカへの越境―一九三〇年代のルドルフ・モドレイの活動を中心に
パーシー・ランド・ハンフリーズ社と越境のデザイナーたち―一九三〇年代イギリスのモダニズム
一九三〇年代イギリスにおけるニュー・タイポグラフィの導入)
2 イメージの継承と還流―後期モダニズム(デザインの創造と継承―亀倉雄策にみる発想のためのイメージ・ソース
二〇世紀視覚言語の一系譜―アイソタイプからピクトグラム標準化へ
活字書体デザインの再生と創造―第二次世界大戦後におけるグロテスク活字のリバイバル
一九六〇年代後半のアメリカ西海岸におけるサイケデリック・ポスターの展開)
3 三次元イメージとグラフィズム(ホログラフィを用いた初期の芸術作品について
ポストモダン以降の新しいイメージ―ルディー・バーコートの軌跡)
4 コレクションと展示―デザイン・リソース(デザイン資源が語ること―デザイン・アーカイヴズという不完全な歴史の形
「デザイン資源」としての竹尾ポスター・コレクション)

著者紹介

井口 壽乃 (イグチ トシノ)  
1959年、静岡県生まれ。現在、埼玉大学教授。専攻、美術史、デザイン史、映像論
伊原 久裕 (イハラ ヒサヤス)  
1958年、広島県生まれ。現在、九州大学教授。専攻、グラフィックデザイン研究
菅 靖子 (スガ ヤスコ)  
1968年、福岡県生まれ。現在、津田塾大学教授。専攻、デザイン史、イギリス史
山本 政幸 (ヤマモト マサユキ)  
1967年、愛知県生まれ。現在、岐阜大学准教授。専攻、視覚伝達デザイン、タイポグラフィ
児玉 幸子 (コダマ サチコ)  
1970年、静岡県生まれ。現在、電気通信大学准教授。専攻、芸術学、情報学、メディアアート研究
暮沢 剛巳 (クレサワ タケミ)  
1966年、青森県生まれ。現在、東京工科大学教授。専攻、二〇世紀美術・デザイン史、ミュゼオロジー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)