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ひみつの薬箱 中世装飾写本で巡る薬草の旅

出版社名 グラフィック社
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-7661-3181-9
4-7661-3181-9
税込価格 2,970円
頁数・縦 175P 27cm
シリーズ名 ひみつの薬箱

商品内容

要旨

人は宇宙の一部であり、土、水、空気、火の四元素から成り立つ。古代ギリシャのコスモロジーを礎に人体の不思議を理解し、ホリスティックな医療に生かそうとした知られざる中世ヨーロッパの薬草医学を繙く。人間の心と体を癒す神秘の植物を描いた、妖しくも美しい中世の彩色画から見るヨーロッパ医学のひみつ。

目次

第1章 『Tractatus de Herbis(藥草誌)』(スローン寫本4016)(薬草書か、単味薬の装飾画集か?
薬草書:起源は古代ギリシャ・ローマ ほか)
第2章 医師、病氣、医療行爲(先祖はどんな病気を患ったか?
医療とその実践者たち ほか)
第3章 修道院の藥草療法(6〜12世紀)(修道院:医療に捧げられた場所
医療を行う修道医)
第4章 サレルノ医學の時代:スペインと南イタリア(中世初期の古代遺産
西方ラテン世界におけるアラビア医学の受容 ほか)
第5章 宮廷、大學、都市:医療活動の新たな枠組み(ホーエンシュタウフェン朝、フリードリヒ2世の宮廷
養生法:宮廷の医学文献 ほか)

著者紹介

グザイエ,ジュヌヴィエーヴ (グザイエ,ジュヌヴィエーヴ)   Xhayet,Genevi`eve
パリ高等研究実習院(´Ecole pratique des Hautes Etudes:EPHE)を卒業、リエージュ大学で史学博士号を取得。リエージュ大学科学・技術センター副所長を務める。専門は、中世から近代における実践医学史および薬学史
久木田 直江 (クキタ ナオエ)  
1957年生まれ。2001年イギリスのエクセター大学にて英文学博士号を取得。静岡大学人文社会科学部教授。専門は中世英文学・文化史・医学史・キリスト教図像学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)