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人間本性論 第3巻 普及版

道徳について

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-588-12193-7
4-588-12193-6
税込価格 5,830円
頁数・縦 319,13P 22cm
シリーズ名 人間本性論

商品内容

要旨

正義は人為的な徳である。ヒュームは、人が行為の善悪・正邪を判断するのは理性ではなく、道徳的な感情によると考えた。第1巻・2巻で進めてきた人間精神の解明は、この巻で実践的に展開される。

目次

第1部 徳および悪徳一般について(道徳的区別は理性から引き出されるのではない
道徳的区別は道徳感覚から引き出される)
第2部 正義と不正義について(正義は自然な徳か人為的な徳か
正義と所有の根源について
所有を決定する諸規則について
同意による所有の移転について
約束の課す責務について
正義と不正義に関するさらにいくつかの考察
統治の根源について
忠誠の源泉について
忠誠の限界について
忠誠の対象について
諸国民の間の法について
貞淑と慎みについて)
第3部 その他の徳と悪徳について(自然な徳と悪徳の根源について
大いなる精神の性質について
善良さと善意について
自然な能力について
自然な徳に関するさらにいくつかの考察
この巻の結論)

著者紹介

伊勢 俊彦 (イセ トシヒコ)  
1959年岩手県生まれ。京都大学文学部卒業。立命館大学文学部教授。専門は英米近現代哲学
石川 徹 (イシカワ トオル)  
1956年静岡県生まれ。京都大学文学部卒業。香川大学教育学部教授。専門は英国経験論・分析哲学
中釜 浩一 (ナカガマ コウイチ)  
1956年長崎県生まれ。京都大学文学部卒業。法政大学文学部教授。専門は言語哲学・科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)