• 本

終わりなき漱石

出版社名 幻戯書房
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-86488-179-1
4-86488-179-0
税込価格 11,000円
頁数・縦 1045,9P 20cm

商品内容

文学賞情報

2020年 第22回 小野十三郎賞受賞

要旨

小説のみならず、俳句・漢詩、さらに『文学論』も含めた、夏目漱石の文学と思想―その全体像を読み解く。デビュー以来書き継いできた諸論考を基に、全作品を読み直し、新たに一貫したモティーフのもと論じ直した、神山漱石論の現時点での集大成。

目次

第1部 生成する漱石(初期漱石の諸相
問題としての「小説」
小説作品の試み)
第2部 深化しゆく小説(作品が秘めている癒す力
『それから』論
『門』論
『行人』論
『こゝろ』論
『道草』論
『明暗』論)
第3部 思想としての漱石(自己追放というモティーフ
三〇分間の死と存在論的転回
索漠たる曠野の方角へ
浮游する虚栄と我執)
第4部 再帰する『文学論』(存在論的転回Fと存在的構えf
運命Fから戦争Fへ)
第5部 詩人漱石の展開 俳句・漢詩(漱石の詩魂
俳句
漢詩)