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弔いにみる世界の死生観

シリーズ比較文化学への誘い 5

出版社名 英明企画編集
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-909151-05-6
4-909151-05-2
税込価格 1,100円
頁数・縦 175P 21cm

商品内容

要旨

死と死後の世界をどのように認識しいかなる儀礼によって送るのか。人は死ぬとどうなるのか。「死」とは恐れ忌むべきものか、祝うべきものなのか―。世界各地の社会や集団について思想や教義、伝統に基づく弔いのありようと死のとらえ方観察、死生観と弔い方の比較から喪失を受容し乗り越える知恵を学ぶ。

目次

座談会1 「死」と「死者」と「死後」のとらえ方―死は悪であり、死者は畏怖の対象なのか
論考・人はなぜ弔うのか―「弔い」の宗教的・社会的意味の比較文化
座談会2 イスラームとキリスト教の弔いと死生観―葬送、追悼、供養の儀礼にみるその特徴
論考・キリスト教における弔いと死者との交わり
座談会3 日本における弔いの現状と未来―「死」との断絶を克服する必要性
論考・金沢における戦死者の「弔い」―招魂祭の空間の変遷と祝祭性に着目して
論考・「あの世」が照らし出す「この世」―弔いの比較文化からみえるもの

著者紹介

小西 賢吾 (コニシ ケンゴ)  
金沢星稜大学教養教育部准教授。専門は文化人類学。研究テーマは宗教実践からみる地域社会・共同体論。チベット、ボン教徒の民族誌的研究
山田 孝子 (ヤマダ タカコ)  
金沢星稜大学人文学部教授/京都大学名誉教授。専門は文化人類学、比較文化学。研究テーマはチベット系諸民族の宗教人類学的・民族誌的研究、琉球諸島・ミクロネシアの自然誌的研究、アイヌ研究、シャマニズム、文化復興、エスニシティ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)