ヘーゲル弁証法とレーニンの哲学的両義性 西欧マルクス主義への可能性の探求
出版社名 | 社会評論社 |
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出版年月 | 2020年1月 |
ISBNコード |
978-4-7845-1578-3
(4-7845-1578-X) |
税込価格 | 5,940円 |
頁数・縦 | 473P 22cm |
商品内容
要旨 |
1914年、世界危機に直面したレーニンは、ヘーゲル哲学の再検討をとおして、新たな革命理論を確立する。本書はレーニンのその思想的転換を検証し、現代的意義を問う。1914年以後、レーニンのヘーゲルに関する研究は、帝国主義、民族解放、国家と革命という直面する政治的・経済的な諸課題を解明するための哲学的根拠であった。その「ヘーゲル・ノート」「戦闘的唯物論の意義」は、ジェルジ・ルカーチからアンリ・ルフェーヴルへ、そしてラーヤ・ドゥナイェフスカヤからルチオ・コレッティおよびルイ・アルチュセールへと西欧におけるマルクス主義理論家の多くに、重要な影響を及ぼした。著者によるこの「新しいレーニン像」の解明は、岐路にたつ現代世界の変革に向けて、マルクス主義の再生への貴重な思想的提起である。 |
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目次 |
第1部 ヘーゲルと弁証法に関するレーニン(1914年の世界マルクス主義の危機とレーニンのヘーゲル研究への没頭 |