弥生時代の東西交流 広域的な連動性を考える
考古学リーダー 27
| 出版社名 | 六一書房 |
|---|---|
| 出版年月 | 2020年5月 |
| ISBNコード |
978-4-86445-131-4
(4-86445-131-1) |
| 税込価格 | 4,180円 |
| 頁数・縦 | 364P 21cm |
商品内容
| 要旨 |
東西3,146km、南北2,787km、気候差や緯度・経度を勘案した日本列島の広がりは、ヨーロッパの国々と比較すると、実に3か国ほどの領域を占める。弥生時代、この狭いようで広大な列島を舞台として、人々がダイナミックに活動し、文物と情報が行き交うネットワーク社会が構築されていることが明らかにされてきた。しかし、近年の遺構・遺物研究の細分化と地域研究の深化とは裏腹に、列島規模での地域間交流の実態は掴みづらく、特に東日本と研究者間で一致した見解が示されているとは言い難い状態が続いていた。2019年2月、東・西日本各地域で蓄積された研究の成果を持ち寄り、列島全体を総括するシンポジウムが開催された。搬入土器や石器、玉、金属製品の生産や流通をもとに、重層的かつ広域的な交流の実態が浮かびあがってきた。本書はシンポジウム討論の記録と論議に基づく31名の論考、最新の広域編年併行関係表を収録した。弥生時代の地域間交流に関する研究の現時点での到達点であり、研究者必携の書である。 |
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| 目次 |
第1部 研究発表(弥生時代の東西交流の解明に向けて―関東地方から考える |


