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戦争と弾圧 三・一五事件と特高課長・纐纈弥三の軌跡

出版社名 新日本出版社
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-406-06513-9
4-406-06513-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 335P 20cm

商品内容

要旨

戦前期には特高課長として人びとを弾圧し、戦後期には国会議員として「建国記念の日」の旗振り役を担った纐纈弥三を克明に追うことで、戦前戦後を通観する。

目次

はじめに 戦争と弾圧は表裏一体ではないか
1 出生地と自分史を語る―国体思想の淵源
2 日本共産党弾圧を指揮する―三・一五事件の真相
3 戦争を内側から支える―官僚の戦争責任
4 紀元節復活に奔走する―新たな戦前の開始
おわりに 平和と民主主義を実現していくために

出版社・メーカーコメント

戦前期の戦争の時代に天皇中心の国体思想に迎合しない人々を徹底的に弾圧し、その人権や生命すら奪った戦前期の権力者たち。その彼らが時を経て生き残り、再び戦後日本で新たな国体思想を普及すべく、紀元節復活を目的とする「建国記念の日」を目指す。その旗振り役を担った特高課長・纐纈弥三を通して、戦前戦後を通観する、迫真の書き下ろし。

著者紹介

纐纈 厚 (コウケツ アツシ)  
1951年岐阜県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学特任教授(研究・知財戦略機構)、国際武器移転史研究所客員研究員。山口大学名誉教授。政治学博士、日本近現代史、現代政治論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)