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世界自然遺産の島の医療史 戦前を生きた人びとと医師の物語

出版社名 南方新社
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-86124-436-0
4-86124-436-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 377P 19cm

商品内容

要旨

16年間にわたり、屋久島で離島医療を担ってきた著者が、「郷土史」「古文書」「医籍」を丹念に読み込むことで、明治・大正・昭和戦前期に生きた屋久島の人びとの暮らしのなかでの「医療」、その時代時代の生活状況を明らかにする。医療保険制度がなかった時代の住民の苦労、戦後医療の状況や医師の思いにも言及。離島医療の歩み、島に生きる人びとの思いを知ることができる一冊。

目次

序章 戦前の医師たちを掘り起こす―点から面へ
第1章 明治期の鹿児島県と「医制」・「医師免許」
第2章 屋久島を生きる
第3章 屋久島に生きた医師たち
第4章 「古文書」からみる医療史
第5章 中間村の医師雇用の歴史と医療・衛生への取り組み
第6章 戦後医療の概要と町立診療所の歴史
終章 「離島の医療史」から学ぶこと

著者紹介

藤村 憲治 (フジムラ ノリハル)  
1946年鹿児島県屋久島宮之浦生まれ。1965年鹿児島県立屋久島高等学校卒業。1971年熊本大学医学部卒業。放射線医学専攻。1979年旧国立熊本病院放射線科勤務。1988年今給黎総合病院消化器内科勤務(鹿児島市)。1996年旧屋久町栗生診療所勤務。2012年同退職。2014年鹿児島大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了。1980年博士(医学)。2014年修士(社会学)。現在、NPO法人サポート&ケア屋久島代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)