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ヨルダンの政治・軍事・社会運動 倒れない王国の模索

出版社名 晃洋書房
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-7710-3418-1
4-7710-3418-4
税込価格 4,950円
頁数・縦 190P 22cm

商品内容

要旨

ヨルダンは、資源に恵まれず紛争地域に囲まれた小国でありながら、中東戦争、難民問題、アラブの春で揺れる中東国際政治を巧みに生き抜いてきた。本書では、ハーシム家を国家の柱とするヨルダン政府がどのように体制防衛を成功させてきたのか、比較政治学、国際政治学、中東地域研究の分析枠組を駆使し、その全貌に迫る。

目次

序章 強い「弱国」をめぐるパラドクス
第1章 建国史―ハーシム家王制の正統性を巡る議論
第2章 政治体制の強靱性―「アラブの春」の事例から
第3章 もうひとつのヨルダン史―ムスリム同胞団運動の発展
第4章 社会運動―ヨルダンの「アラブの春」は終わったのか
第5章 緩衝国家における「国王陛下の軍隊」の構造
第6章 開発援助と安全保障―日本の対ヨルダンODAの事例から
終章 体制の現在と未来

著者紹介

吉川 卓郎 (キッカワ タクロウ)  
1974年岡山県生まれ。2003年立命館大学大学院国際関係研究科単位取得退学(国際関係学博士)。現在、立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授。専門は比較政治学、国際政治学、中東地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)