• 本

文学史の向こう側

出版社名 世音社
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-921012-38-0
4-921012-38-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 227P 21cm

商品内容

目次

第1章 “選び”の文学―愛の喪失のゆくえ(『竹取物語』における“選び”
『源氏物語』における“選び”の基準
『和泉式部日記』における“選び”
小野小町の“選び”の果て
『好色五人女』におけるおなつの“選び”)
第2章 鶉をめぐる象徴―本歌取りと本説取り(『伊勢物語』「深草の女」と鶉
『新古今和歌集』における「鶉」
『好色一代男』三十五両の鶉の焼鳥)
第3章 姉妹の文学(『伊勢物語』における「女はらから」
『平家物語』「祇王」における姉妹たち
能『松風』における松風・村雨姉妹
『武家義理物語』第二巻第一章「黒子は昔の面影」における姉妹)
第4章 “背負い”の文学(『伊勢物語』第六段「芥河」における“背負い”
『大和物語』「姥捨」の“背負い”
『西鶴諸国はなし』「面影の焼残り」の“背負い”
『本朝二十不孝』「善悪の二つ車」の“背負い”)

著者紹介

平林 香織 (ヒラバヤシ カオリ)  
1959年、宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程満期退学。長野県短期大学多文化コミュニケーション学科、岩手医科大学教養教育センターを経て、創価大学文学部人間学科教授。博士(文学)。連句結社猫蓑会理事。専門は、近世文学、とくに、井原西鶴の浮世草子研究と江戸時代後期の大名文芸の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)