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奥行きをなくした顔の時代 イメージ化する身体、コスメ・自撮り・SNS

出版社名 晃洋書房
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-7710-3522-5
4-7710-3522-9
税込価格 2,530円
頁数・縦 175,4P 19cm

商品内容

要旨

デジタル時代の「顔」のトリセツ。現代社会に溢れる、人格、感情、記憶、社会的関係などが排除された顔―「奥行きをなくした顔」。テクノロジーが進化し、ヴァーチャルとリアルが共存する今、この「奥行きをなくした顔」はどのような役割を果たすのか、「アフターコロナ」の身体について視覚文化論的に考察する。

目次

はじめに 実在的なものと潜在的なものが共存する時代
第1章 脱げない顔から着替える顔へ―「私遊び」の変遷
第2章 誰もが美人の時代―美の民主化がもたらしたもの
第3章 肖像写真の奥行き―顔の類型学とシミュレーション
第4章 自撮りと私―キャラ化したコミュニケーション
第5章 対談:アフターコロナ時代の身体
おわりに 奥行きをなくした顔の時代

著者紹介

米澤 泉 (ヨネザワ イズミ)  
1970年生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、甲南女子大学人間科学部教授
馬場 伸彦 (ババ ノブヒコ)  
1958年生まれ。名古屋大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、甲南女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)