• 本

復讐の女/招かれた女たち

ルリユール叢書

出版社名 幻戯書房
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-86488-238-5
4-86488-238-X
税込価格 5,280円
頁数・縦 503P 19cm

商品内容

要旨

ボルヘスやビオイ・カサーレスに高く評価され、「アルゼンチン文学の秘宝」とも称された短編小説の名手シルビナ・オカンポは、日常生活に隠された不思議から奇想天外な物語を引き出した。幻想的リアリズムの頂点をなす怪奇短編集『復讐の女』と『招かれた女たち』の全78篇を収録。本邦初訳。

目次

復讐の女(金の野兎
続き

後裔
砂糖の家 ほか)
招かれた女たち(あんな顔つきだった
雄牛の娘
脱走
ベッドの下の手紙
現像 ほか)

著者紹介

オカンポ,シルビナ (オカンポ,シルビナ)   Ocampo,Silvina
1903‐93。1903年、六人姉妹の末娘(長女はビクトリア・オカンポ)として、ブエノスアイレスの貴族的家庭に生まれる。1908年に初めて渡欧、二〇年代にはレジェやキリコとともに絵を学ぶ。帰国後、姉の創刊した雑誌「スール」に協力、32年にビオイ・カサーレス(40年に彼と結婚)と知り合った後、文学に転向。37年発表の短編集『忘れられた旅』以後、詩集や短編集の発表を続け、54年にブエノスアイレス市文学賞を受賞。93年にブエノスアイレスで歿した
寺尾 隆吉 (テラオ リュウキチ)  
1971年、名古屋市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。専門は二十世紀のラテンアメリカ小説。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)