• 本

ドストエフスキーとの対話

出版社名 水声社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-8010-0607-2
4-8010-0607-8
税込価格 6,600円
頁数・縦 403P 22cm

商品内容

要旨

急激な西欧化の矛盾に直面する19世紀ロシアで、ドストエフスキーはどのように書いたのか。同じく近代化を遂げた明治・大正期の日本で、ドストエフスキーはどのように読者の心をとらえ、そして21世紀にいたるまで読みつがれ、研究されてきたのか。13名の執筆者が多角的に論じるドストエフスキー論。

目次

日本におけるロシア文学
大地‐聖母‐ソフィア
ドストエフスキーは細部に宿る―『カラマーゾフの兄弟』を翻訳して
タルコフスキーとドストエフスキーの対話―『サクリファイス』と『白痴』
『罪と罰』における「新しいエルサレム」と「永遠の生命」―聖書マテリアルの一貫性
“大審問官”とオドエフスキー“ベートーヴェンの最後の四重奏曲”比較研究―対話表現の変遷を中心に
「西欧とロシア」の問題をめぐる二人の思想家―帰一派の思想家コンスタンチン・ゴールボフとドストエフスキー
帝政ロシア読書史のなかのドストエフスキー―「残酷な才能」から国民的作家へ
ソ連後期のフェニミズム思想とドストエフスキー
新聞記事に現れたドストエフスキー―明治・大正・昭和・平成〔ほか〕

著者紹介

井桁 貞義 (イゲタ サダヨシ)  
1948年生まれ。早稲田大学名誉教授。専攻、ロシア文学、比較文学、異文化コミュニケーション論
伊東 一郎 (イトウ イチロウ)  
1949年生まれ。早稲田大学名誉教授。専攻、ロシア文学、ロシア音楽文化史、スラヴ比較民族学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)